🎀おんだの人(第9回)

こんにちは、「おんだチャンネル」です。令和4年3月から、毎月1回程度、「恩田地域づくり協議会」で地域貢献にたずさわる人を、リレー形式で紹介しています。第9回は、恩田19区自治会長の奈須通博さんです。奈須さんの温かな眼差しに励まされ1日が始まる方も多いかと思います。今回原稿を依頼し、改めて奈須さんの深い想いを知り、感動した事務局です。

恩田の地に住める幸せ/奈須通博(恩田19区自治会長/17・18・19・20区担当民生委員)

私たちが暮らす恩田地区は、街の中央に近く国道を中心とした道路網が整備されており、飛行場・電停・バス停・スーパー・幼稚園・学校・公園・スポーツ施設・健康サロン・病院・介護施設等々、最高に恵まれた生活環境にあります。

その中心にあり、住民の生活を守りリードしているのが恩田ふれあいセンターであり、多岐にわたり恩田地区の活性化に取り組んでいます。さらに、それを具体的に支えて活動している社会福祉協議会・自治会連合会・自主防災会・体育振興会・交通・民生児童委員協議会、そして各地区の自治会長や環境衛生部長、他の恩田地域づくり協議会諸団体が縁の下の力持ちとなって、住民の生活を安心・安全をモットーに、限りなく活動しています。春は地区運動会、夏は夏祭り、秋は文化祭、冬はどんど焼きなど、みんなが分担してイベントを盛り上げています。こうした諸行事を通して、恩田地区の活性化に取り組んでいる方々のことを、私たちは忘れてはならないと思います。

活動の数々は、これまで先人の方々が築き上げてきた日本の文化そのものであり、恩田地区のみならず全国津々浦々で継承されており、絶やすことのできないものであると思います。住民の皆さんにはこのことを理解し、諸行事には積極的に参加し、地域活性化の一翼を担っていただきたいと思います。改めて、恩田の生活環境の良さと、これを支える方々に想いをはせ、この地に住める幸せをかみしめていただけたらと思います。

私は3年半前に輪番で19区の自治会長になり、その半年後に民生委員にも任じられました。毎朝、晴れの日も雨の日も雪の日も、交通量が多い地区の交差点で子どもたちの安全を見守るために、恩田と書かれた帽子をかぶり、背中に交通安全と書かれたオレンジ色のユニホームを着て、黄色い旗を持って約40分間の立哨をしています。私より何年も前からボランティアで立哨している2人の先輩女性とともに。この方たちには本当に頭が下がります。

そして、小学生・中学生・高校生・一般通勤者、そしてごみ出し日には、地区の様々な年齢層の人達といつの間にか親しく挨拶を交わすことができるようになりました。私はこれらの一人一人について、今日一日の身の安全を祈りながら、その後ろ姿を見送っています。

民生委員の仕事も、月1回の訪問を行うよう心がけています。おかしな話ですが、私より若い人についても見守っています。この歳(後期高齢者)になって、こうした役目をいただいて感謝していますが、退く日が来るまでは誠意をもってやり抜く気持ちです。こうした想いをもって立哨している私の姿を、毎朝登校して行く私の可愛い小2の孫娘の目にはどう映っていることでしょう。今日もこの地で働かせていただき感謝しています。以上

【シリーズ 過去の記事】

第1回(令和4年3月1日投稿)は、恩田地域づくり協議会会長 真宅宣昭さん

第2回(令和4年4月1日投稿)は、ふれあい運動推進員会 鶴井豊子さん

特別編第1回(令和4年4月6日投稿)は、作家 平山悟さん

第3回(令和4年5月1日投稿)は、見守り隊 鶴井満州子さん

第4回(令和4年6月1日投稿)は、3つの顔を持つ男 藤重幸雄さん

第5回(令和4年7月1日投稿)は、超人的な体力を持つ男 中津秀雄さん

第6回(令和4年8月1日投稿)は、まちづくりサークル会長 竹中世紀子さん

第7回(令和4年9月1日投稿)は、恩田27-2区自治会長 兼広三朗さん

第8回(令和4年10月1日投稿)は、常に感性を磨いている藤重英子さん

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