✐地域とともに学ぶ「ときわ学」3

地域とともに学ぶ「ときわ学」への挑戦 

常盤中学校 教諭 岡本大介氏

常盤中学校では、令和5年度から、総合的な学習の時間において、地域とともに学ぶ「ときわ学」を設定し、【地域について学ぶ】【地域の課題をみつける】【課題解決のための改善策を考える】【改善策を小学校や地域等に発表する】等の取組を実施しています。この取組は、探究的な学習〈自ら課題を設定し、主体的に判断し、よりよく問題を解決する力を身に着けるための学び方〉に主体的・協働的に取り組むとともに、互いのよさを活かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養うことをめざしています。

「ときわ学」の大きな特徴は、行政、民間団体、地域の方々にも「ときわ学」に参画していただいていることです。例えば、「エネルギー学習」や「せかい!動物かんきょう会議〈動物目線で地球環境を考える会議〉」は、行政や民間団体の方に授業計画や先生役として授業を実施していただきました。また、生徒が地域課題の改善策を考えたり、発表したりする時も一緒に授業に参加し、専門的な視点から学習支援をしていただきました。

また、令和5年11月に行われた地域の恩田地区社会教育推進協議会の研修会では、「ときわ学~地域への発表会~」を企画していただき、その会議で生徒が発表した改善策をもとに、地域の方々と議論をすることができました。そして、この議論をもとに、令和6年1月には、恩田冬まつりで実際に生徒が「マイ箸持参の推奨」についての改善案を試行、令和6年3月には、宇部市役所で中心市街地推進課と生徒が「スポーツと絡めて様々な人が集まりやすくするためには、どのような工夫ができるか」について熟議をするなど、行政、民間団体、地域の方々の参画により、生徒たちも積極的に社会に参画することができたように思います。「ときわ学」初年度である令和5年度は、「上手くいかなかったことは失敗ではない。発見だ!」を合言葉に試行錯誤を繰り返しながら取り組んできました。

令和6年度以降も、地域とともに「ときわ学」の取り組みを推進していきますので、どうぞご協力・ご支援をお願いします。また、一緒に「ときわ学」を育てていきましょう。よろしくお願いします。

↓令和5年11月、恩田地区社会教育推進協議会主催の研修会の様子/岡本先生が、学校と行政、民間団体、地域との接着剤の役割を果たしてくださいました。「より良い学校教育を通じてより良い地域社会」がつくれますようこれからカフェ形式での議論がスタート!

↓常盤中学校の学生が、防災、スポーツ、環境などのテーマで発表、問題点を考え、改善するためにどうしたらよいか提案していきます

↓カフェスタイルでの会話・対話を通して、老若男女とわず意見を交わします。ファシリテーターには、山口大学の学生(教職大学院生も含む)があたり、緊張していた中学生も少しずつ会話に参加します。

↓新しいときわ通り、宇部の目抜き通りはただいま開発中。ジオラマと記念撮影。僕たちの提案は取入れられるかな。

↓令和6年1月、冬まつりで、マイはしについてアンケートをとる常盤中学校の学生。

地域とともに学ぶ「ときわ学」1:地域とともに学ぶときわ学への挑戦(常盤中学校校長 松岡千鶴)はこちらから

地域とともに学ぶ「ときわ学」2:ときわ学を支える関係機関(SDGSワークス、宇部市役所環境政策課)はこちらから

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