✐地域とともに学ぶ「ときわ学」への挑戦

地域とともに学ぶ「ときわ学」への挑戦

常盤中学校校長 松岡千鶴

常盤中学校では、令和5年度から、総合的な学習の時間において、地域とともに学ぶ「ときわ学」を設定し、『地域について学ぶ』、『地域の課題をみつける』、『課題解決のための改善策を考える』、『改善策を小学校や地域等に発表する』等の取組を実施しています。この学習を通して、探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いの良さを活かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を育成することを目指しています。

具体的には、1年生では、ときわ公園の彫刻清掃、過去7年間の宇部市に関する新聞記事からの課題設定、「せかい!動物かんきょう会議」(動物視点で地球環境を考えることを通して、地球環境についての課題や改善策について考える)に取り組んでいます。

2年生では、ときわエネルギー学習(常盤公園の次世代エネルギーツアーに参加することを通してエネルギー問題の課題や改善策について考える)、宇部市の改善策のまとめ・提案(文化祭、地域・小学校で発表)に取り組んでいます。

3年生では、他地域から学ぶ(修学旅行等の活用)、宇部市への働きかけ(提案の見える化:市への要望等)を予定していますが、3年生の内容は1,2年生の取り組みを元に実施しますので、令和6年度から本格的な取組となります。<上記の様々な取組は、市の環境政策課、宇部日報、恩田小学校・岬小学校、宇部高等学校等の関係機関とも連携しています>

将来的には、「ときわ学」の学びを各教科の内容と結びづけるとともに、地域の方にも生徒と一緒に授業に参加していただき、学校が地域の学びの場となることを目指しています。

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