🖌3/26 ときわ学:ウィンドウアート編5(常盤中美術部いよいよ発表の日)

未来に繋げる

ときわ学とは:令和4年度から、社会教育推進委員会主体で、常盤中学校区の子どもたちと一緒に未来づくりに繋がることを始めました。令和4年11月には、ふるさとコンバニオンの会の上田純二氏に、常盤湖の歴史について講演をしていただきました。そして今回、平山講師のご指導のもと、常盤中美術部の子どもたちが、宇部市の過去と現在・未来をテーマに、300年後の未来も輝いているふるさとのビジョンをイメージして、山口銀行の窓にウィンドウアートで表現します。

日時:令和5年3月26日(日)9:00~14:30

場所:山口銀行則貞支店

講師:平山 悟氏(一級建築士事務所 アトリエ エス・エイチ主宰、第29回UBEビエンナーレ市民賞・山口銀行賞受賞)

出席者:美術部10人、美術部OB2人、ジュニア高校生リーダー1人、松岡校長先生、岡本先生、藤重・末田・浅野・佐々木(地域)、桑田(恩田地域づくり協議会事務局)

炭都・宇部の歴史と未来をデザインして、山口銀行の窓に絵画としてそれを表現したらどうでしょうか?

↓円陣を組んで「ときわ~ファイト!」。今日は体育会系のノリで行くヨ~♪

↓生徒たちが表現したかったこと・エッセンスを汲んで、生徒たちの作成した下絵に手を入れたことを説明し、どういう心構えで今日取り組むか宇部市の歴史的背景を説明する平山講師。ハートのこもった下絵に、少し心配だった生徒たちは笑顔(⋈◍>◡<◍)。中学生だけでは構図が力不足のストーリーでしたが、「俺にネギを描かせるのか」と苦笑交じりの平山講師が、肩書きをちょっと外してストーリーを完成させてくださいました。

↓平山講師、このノリを打ち合わせでも見せて欲しかった~。生徒との信頼関係を築くのには時間を要しました。

↓篠崎宇部市長に説明する平山講師。

↓笑顔で絵を描き続けます。

↓煙がモクモク 何度も消して納得するまで書き直しました。「描いても描いても下手になる😢」そんなことないよ!

↓私たちは石炭記念館に見学に行ってから、石炭を掘っている様子を一生懸命描きました。

↓差し入れを持って訪れてくださった竹内さんのご家族とパチリ。「平山さんのUBEビエンナーレの彫刻作品は他の作品と全然違う」とお母様が大ファンでした。吉村さんも夜勤明けからの差し入れありがとうございました。

↓お昼休憩前に記念撮影

↓午後から、色ののりぐあい・グラデーションのかかり方や輪郭などチェックし、仕上げに取りかかります。

↓チョーコクンの持っている旗には、「ミライをデザインしよう」の文字。この作品を絵巻のように見ていくと、工場の煙、花、みんなのあたたかいハートと変化して、その先はと未来を想像した時「わかりません」と答えた生徒がいました。「彫刻が浮いている」という別の答えもありました。向かって左端の純粋な子どもはこの作品を見てくださっているあなた。シャボン玉を人生にたとえるなら、生まれて様々なカタチや色をなして消えていくまで、その一瞬にあなたは何を残せるでしょう。一瞬で消えるものをずっと残るようにとひとり一人が考えていくとき、宇部の街のいたるところにある彫刻があなたを時には励まし、助けてくれるでしょう。「?」の先の、「ミライはどうなるかわからない」「だから考えようひとり一人が」というメッセージに、コロナの中過ごした3年間、これからは「行きたいところに行ける」、「会いたい人に会える」、「笑顔で笑いあえる」、「コロナによって人生のままならさを経験し、手探りで進んできた人々に明るい気持ちになってほしい」、そんな思いが詰まっています。宇部方式という独特の公害対策に取り組んだ宇部市が、緑と花と彫刻のまちへと変遷していく様子が表現でき、石炭が海に咲く花だったと心が満たされる作品に仕上がったのは、平山講師の深い洞察力のおかげです。

↓絵を描き終わった後、道上美術部部長及び部員から山口銀行さんへ、「本日は、絵を描かせていただいてありがとうございます。山口銀行を訪れた方に少しでも感動していただけるように頑張りました。」と感謝の言葉が述べられました。

↓地域の皆様も、山口銀行則貞支店に是非本物を見に来てください。~有限の鉱業から無限の工業へ~

~わたしたちの未来、このまちの未来、互いに関連しあいながら持続可能なミライをデザイン~

↓本日場所をご提供いただき、最後まで見守ってくださった吉津さん(山口銀行東ブロックブロック担当部長)、西林さん(山口銀行則貞支店支店長)ありがとうございました。

下絵分担

工場(高橋、宮村)、煙(田中、吉村)、炭坑(飯田、竹内)、海(片山、栗田、道上)、船(桒畑、丸山)

生徒の本番前決意/絵を描き終わった後の感想

片山:ウィンドウアートに参加するのは2回目なので、前回よりもさらに良いものができるようにがんばります!

道上:銀行に訪れた人が喜んでくれるような絵を描けるようにがんばります。/講師の平山先生が絵の描き方などを教えてくださったおかげで、素晴らしい作品を作ることができました。山口銀行を訪れた方や車で通りかかった方も作品を見て元気が出るといいなと思いました。

栗田:山口銀行の前を通る人に笑顔になってもらえるように部員どうしで工夫をし、頑張って描きました。/ガラスに絵を描くことがあまりないので、キットパスの色を濃く出すのが難しかったです。また、室内から見るのと外から見るのでは印象が全く違うので、難しかったです。

丸山:部活での制作の時点で、みんなで色々意見を出し合ってここまで頑張ったので、当日はそれぞれが楽しくできるのを一番に制作したいと思います。/濃く描くためにクレヨンにエッジを効かせて描くことを工夫しました。楽しくできてよかったです。

桒畑:宇部のきれいな町の未来を想像して描きたいと思う。/思ったより窓に色がのらなくて大変だった。細かい作業がとてもあったが、いい感じにできてよかった。

宮村:昔は戦争とかがあって大変なことになっているけれど、少しずつ明るい世界が広がって、楽しい感じを表しながら描きたいです。

飯田:良い作品になるように協力してきたので、本番も頑張りたい。/透明なシートに描くのと窓に描くのは色ののりかたが全く違って大変でした。グラデーションをつくるのに苦労した。

高橋:工場のグラデーションや影をがんばりたい。

竹内:初めてのウィンドウアートなので自分が納得できるような絵にしたいです。/下書きで描いていたシートと実際の窓は違ってツルツルしてぼかすことがなかなかできなくて難しかったのですが、とても楽しかったです。貴重な体験ができました。

吉村:きれいな絵にしあがれるようにがんばりたい。/1日で仕上げたからかなり疲れた。みんなで仕上げたからきれいにできてよかった。

田中:見た人が少しでも感動するような作品にできたらいいなと思います。

ジュニアリーダー渡邊:あまりできない貴重な体験ができて、良い思い出ができました!

美術部OB・ジュニアリーダー黒瀬:去年も参加させていただきましたが、窓に絵を描くことが日常ではないのでとても楽しかったです。また機会があれば参加したいです。

翌日、出勤した行員さんの感想

・出勤してきた時、明るい色使いでぱぁと気持ちが明るくなりました。

センターに寄せられた地域住民からの感想

・ブログの写真で見てもすごかったですが、今日、山口銀行で直接作品を見ました。実物を見て色使いや細部までとても丁寧に描かれて、より感動でした!

・すご~い✨歴史がよく分かるね。

過去のときわ学(常盤中美術部:ウィンドウアート編)の記事

令和5年2月15日に行った第1回目の打ち合わせの様子は、こちらから

令和5年3月6日に行った第2回目の打ち合わせの様子は、こちらから

令和5年3月10日に行った第3回目の打ち合わせの様子は、こちらから

令和5年3月14日に行った第4回目の打ち合わせの様子は、こちらから

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