🌀ときわ学出前授業(岬・恩田地区自主防災会)
地域が初の出前授業~私たちは、地域で学ぶ常盤中生を応援しています~
令和7年5月22日(木)14時~15時
常盤中3年生147人を前に、自主防災会による出前授業を行いました。災害時に大切な「自助・共助・公助」の中で、自主防災会は地域で助け合う共助にあたり、そこで「体力のある中学生は一番の戦力」とお話ししました。4クラスごとにテーマがあり、実際に体験して、それを地域の方に広く伝えていこうと、中学生がポスターや動画を制作予定です。
↓常盤中学校区拡大学校運営協議会で、「ときわ学」とはどんな学習かを広く知っていただくために、クリアファイルを作成しました。美術部の制作したウィンドウアート(宇部則貞郵便局)の絵が手紙をくわえた白鳥、今年はときわ公園100周年にもあたり地域の皆様へ広くメッセージをお届けすることになりました。私たちは、地域で学ぶ常盤中生を応援しています。
3年1組(段ボールベッド)恩田地区自主防災会竹光会長・氏原・事務局(武田館長)
授業前の準備として恩田ふれあいセンターにある2種類の段ボールベッドを実際に組み立ててみました。説明書を見ながら組み立て、土台となる段ボールの向きが逆であったり試行錯誤もしました。ひとつは実際に恩田小学校が避難所になった際に車いすの方が使われたことがあり折り目がついていて組み立てやすかったです。これは、生徒に一から体験させよう!ということに決めました。
3年2組(簡易トイレ)岬地区自主防災会青谷会長・坂井・伊藤・事務局(石川館長・下石)
岬地区では簡易トイレを大量に備蓄していたのでそれを使って、水を固めてみました。
3年3組(防災バック)恩田地区自主防災会真宅副会長・防災士(五十崎)・伊藤・事務局(桑田)
防災士として被災地で活動した経験を伝える五十崎さん(左)、被災地の電気復旧工事に携わった経験を話された真宅さん(中央)、空港が浸かったときに自宅で被災した体験を話された伊藤さん(右)。VRで水害の被害体験をした生徒たちは、どんな防災バックを提案してくれるのか楽しみです。
3年4組(フェーズフリー)恩田地区自主防災会末田副会長・(防災士)猶野・事務局(桑田)
担当者で事前打ち合わせを行った際に防災士の猶野さんは、橋森教諭(総合学習担当)から提供された総合学習の時間に話してほしい内容に目を通され、「自主防災会とは?」の部分は、活動内容の紹介にとどまらずしっかり説明した方がよいと言われました。自助・共助・公助のスライドを追加することにし、平常時、地域のまつりの際にテントの設営など裏方の戦力である中学生は非常時でも貴重な存在だ。それを伝えに中学校へ地域が出前授業に行くことに意義がある!と3人の考えをまとめたスライドを作成しました。また被災経験のある猶野さんは、実際に家族が待ち合わせをする時には具体的な場所を決めておく方がよいと強調されました。宇部市防災ガイドブックを引用し災害伝言用ダイヤル(171)についてもスライドを作ることにしました。後半部分については、防災危機管理課の弘中氏からフェーズフリーは特別に備蓄するのではなく「ローリングストック」という方法の紹介がよいとアドバイスを受けてスライドを厳選しました。前半の共通部分のスライドの内容は全クラスで話す内容として他のクラスの担当者にも伝達し、各クラスの資料を仕上げました。中学生に正確に伝えるため、弘中氏からは字句の整備についてもご指摘があり、改めて勉強になりました。
「ときわ学」は、常盤中学校の「総合的な学習の時間」の活動です。その中で、生徒たちは地域を知り、課題を見つけ、解決策を提案し、地域と共に解決に取り組む探究的な活動をしています。 |
参考資料:家の光9月号別冊付録2022年9月1日発行 書いて備える!家族みんなの防災ノート