🏫「恩田小・常盤中の子どもたちと語ろう」開催(恩田地区社会教育研修会)

小中の縦のつながりと地域の大人との横のつながりを大切に

日時:令和6年12月10日(火)14:30~15:00

場所:恩田小学校体育館

主催:恩田地区社会教育推進委員会

参加者:恩田小学校生徒、常盤中学校生徒、地域住民(社会教育推進委員含む)他43名

内容:地域の学校への支援の在り方を考える

↓はじめの挨拶 恩田小学校 沼田校長先生

↓発表:①6年生 テーマ「原爆のおそろしさ~世界が平和になるためには~」

↓この後の小中学生との交流の時間に備えて発表を熱心に聞く地域の方々

↓発表:②常盤中学校 テーマ「LBGTQについて」

↓寸劇で伝えたいことは

↓質問タイム

終わりのあいさつ:常盤中学校 叶屋校長先生「今日の発表を聞き、もし、戦争が起こったらと皆さんは考えましたよね。彼らが発表したことで考えることができた。発表は聞く人が大事です。前向きかどうか、真剣に聞けたかどうか、次に繋げていって自分の力にしてください。」

↓小中学校を結ぶオンラインの発表会(総合学習)が終了し、ここから「社会教育研修会:恩田小・常盤中の子どもたちと語ろう」の時間です。叶屋校長先生「すぐ始めましょう!」とスタート。

~交流のまとめ~ 恩田ふれあいセンター館長 武田尚文

「本日の発表は小学校、中学校ともに分かりやすく「伝える力」の学びに大いに役立ったと思いますし、発表を聞く児童の皆さんの姿勢も真面目で「聞く力」を存分に発揮していました。また、今日の発表で中学生はあえて「LGBTQ」という難しい課題に取り組みながら、いくつもの改善策を考えた成果は素晴らしかったです。中学生の発表は小学生にとっても分かりやすい説明であり、あらためて先輩中学生にあこがれを持ち感心した事だと思います。 発表会終了後に行われた地域の方を交えての意見交換では、各グループで「戦争の恐ろしさ」、「戦争をしてはいけないという思い」、「相手を傷つけることのないような思いやりの大切さ」など自分の考えをしっかりと地域の方に伝えることが出来ました。さらに、地域の方の体験談などを聞くことで新しい発見や考え方を学ぶこともできたと思います。地域の方も児童・生徒の思いや考えに触れる貴重な体験となり、お互いに実りのあるコミュニティ・スクールの場となったのではと思います。」

小中学生の発表を聞いて 恩田地区社会教育推進委員会 石川悦子会長

「小中学校では9年間の一貫した学びを大切にしており、昨年から、それぞれの総合的な学習(中学校はときわ学と呼ぶ)のまとめを恩田小と岬小で中学生に来てもらって発表しています。 この発表会には「伝え方・聞き方を学ぶ」目的もあります。私たち地域は、子どもたちが何を課題と考え、その解決のためにどのように努力しようとしているかを聞かせてもらい、その後7班に分かれて語り合いました。平和を守るために戦争の悲惨さを伝え続け、困っている人がいたら募金し、個性を認め合って自分を大切にし、支え合い思いやり合う社会を作りたいという子どもたちの姿に確かな希望を感じました。」

小学生の感想(テーマ別にそれぞれ記入しています。)6年、5年

①恩田小学校:原爆の恐ろしさ~世の中が平和になるには~

・安心した世界になるためには、募金や戦争のことをどんどんいろいろな人に伝えていくことが大切だと分かったのでしようと思いました。ほかにもクイズであったことも取り組んでいこうと思いました。

・自分でも原爆の恐ろしさをしらべてみて、こわい、ひさんなどのことをよくりかいできたけど、今日の六年の発表をきいて、またさらに、げんばくの恐ろしさをあらためてじっかんすることができました。いろんな人達にしらべたことを伝えていきたい。

・発表を聞いて、大きな声で言えていたり、間をしっかりとれていたりしたので良かったと思います。そして提案して最後にこれからどうしていけばいいのか言っていたので聞き取りやすかったです。発表でもこれから間をしっかりととったり自分ができていなかったことを意識してしたいと思いました。

・声がはっきりしていて聞きやすかった。昔は戦争で兵隊のために男性が送られていたのを知って、改めて戦争のおそろしさを感じた。提案を聞いて、コンビニなどの身近なぼきんばこに少しだけでもぼきんしてみようと思った。

②常盤中学校:LBGTQについて

・劇をすごく簡単にしてくれていてすごく分かりやすかったです。LBGTQは最初分からなかったけど分かるようになりました。「どうしたら正面を向いて大きな声で発表できますか?」という質問に、自分に自信を持つといいよと答えてくれたので、自信を持とうと思いました。

・LBGTQについて、きいたこともなかったけど今回の発表をとおしてよくりかいすることができました。LBGTQのように世の中にはいろいろな人がいるので、人のことはそんちょうしながら生きていこうとおもいました。しっかりとりかいし、くわしくしりたくなりました。いっぱいしらべたいです。

・LBGTQとは何なのか分からなかったけどくわしく言っていたのでとても分かりやすかったです。と中げきもあったのでより理解することができました。写真なども指したりしていたのでくわしく知れました。これから中学生みたいにはきはきとしゃべって発表できるようにがんばりたいと思いました。

・LBGTQが何の略でどんな意味なのか分かった。会社でジェンダーなどへの取組がもっとたくさんのところであると良いなと思った。LBGTQの説明で芸能人が例なのも分かりやすかった。アウティングは演技もあって頭に入りやすかった。

中学生の感想

・地域の人たちの意見や感想を聞いてこれからのときわ学の制作にくわえたほうがいいことや、地域ではどんなことについて取り組んでいるかという話をたくさん聞かせてもらいました。そして、ときわ学について私たちが取り組んでいたことを話させていただきました。地域の人たちとの交流が深まりより学ぶことができました。とてもいい経験になりました。

・何回も練習を重ねてきましたが、当日はとても緊張しました。LBGTQの課題に対して、小学生の理解は大きいものだと思いますし、自分達の考えを伝えることを楽しく感じました。今回の講演で多くの人がLBGTQについて認識が変わっているといいです。グループ討議では私達の活動への思いとこれからどうしていきたいのかについて話し合い、たくさんの貴重な意見をいただき、お互いに考えを深め合える話し合いになったと思います。

・小中合同発表で、小学生の発表を聞いたり、発表をしてみて、中学生の意見や考え方とは違いさまざまなことを考えさせられました。小学生はLGBTQのことをあまりよく知っていなかったので、発表をして少しでもLBGTQのことをおぼえてくれたらいれしいなと思いました。最後の質問に「LBGTQはだれがつくったのか」と聞かれ先生は神様だと言ってくれました。のちのち考えるとたしかにそうかもしれないと思いました。これからも小学生との交流があればたのしいなと思いました。

・私は小中合同発表を通して、相手の立場に立って物事を考える力をつけることができました。劇を取り入れたり、問いを投げかけたりしてより小学生のみんなと近い距離間で発表ができたと思います。またグループ協議では自分たちとは違う代の方と話し合うことができて、私たちでは思いつかなかった考えや知らなかった背景を教えていただけました。今後、今回学んだことを生かしながら学習をより深めていきたいと思います。

社会教育推進委員の感想

・初めてこの会に参加しましたがいつもと違って子どもたちがはっきり発表でき質問にもみんなで話し合いしっかり答えていたのが印象的でした。中学生はまた違った表現の仕方で良かったと思います。(坂本直子)

・探求、発表・発表を聞くという経験、語り合いなどが結びついて、小中学生の学習の幅を広げることやコミュニケーション能力を高めることに地域が貢献できるって最高だなと感じました。(桑田晶子)

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