Q & A 集


Q:腐葉土は基材として利用できますか。
A:利用できますが、ピートモスに比べると扱いにくい。

Q:コンポストの中の温度が上がらない。
A:温度は気にしなくても大丈夫です。低温でもゆっくりと分解は進みます

Q: 基材の適温は?
A:適温はありませんが、温度が高いほど微生物の活動が活発になります 。外気温
  度が下がると生ごみの分解が遅くなりますが、コンポストを保温することで生ごみ
  が分解しやすくなります。

Q:段ボールコンポストの温度を上げるためには、どうすればよいですか。

A:米ぬかを100g程度、又は廃油を200t程度投入してみてください。
  通常であれば2〜3日後には分解が進み温度が上がります。上がらない場合は、
  さらに同量ずつ追加して様子を見てください。


Q:外気温が下がってきたため、生ごみの分解が少し遅れているが。

A:外気温が下がると生ごみの分解が遅くなりますが、コンポストを保温することで生
  ごみが分解しやすくなります。コンポストに毛布を被せたり、お湯を入れたペット
  ボトルを基材の中に入れて温める方法があります。

Q:米ぬかは大量に入れても大丈夫ですか。
A:米ぬかは水分を吸着するので、入れ過ぎると水分が抜けにくくなって基材がベトベ
  トになる可能性があります。一回に入れる分量はコップ一杯程度にしてください。

Q:段ボールコンポストを始めるときに、米ぬかを最初に投入してみてはどう
  ですか。

A:宇部市では実験しておりませんが、米ぬかには乳酸菌が含まれているため、コン
  ポスト開始時の基材中の微生物を増やすのに有効だと思います。

Q:基材を乾燥気味に取り組んだら、生ごみの分解が遅れるのではないですか。
A:基材がカラカラに乾燥した状態では生ごみの分解は遅れますが、混ぜたときに基
  材の粉が舞わない程度の水分があれば、生ごみは十分に分解できるようです。

Q:基材を乾燥気味にして取り組んだところ、魚の分解が遅れていますが。
A:乾燥状態で取り組むと、魚の骨などは分解しにくいようです。その場合は、基材に
  水をコップ1杯ほど足して分解を進めてください。

Q:段ボール箱の壁面が膨らまないように、周りをヒモで縛っていますが大丈夫
  ですか。

A:縛っている部分が破損しないように気をつけてください。

Q:段ボール箱の強化方法はありますか。

A:段ボール箱の外側に段ボールを巻いて、ガムテープ等で固定すると、段ボール箱
  が膨張するのを防ぐことが出来ます。

Q:段ボールは繰り返し使えますか。

A:破れていなければ、繰り返し使うことが出来ます。乾燥気味で使用しますと、段ボー
  ルが傷みにくいです。

Q:段ボールは繰り返し使えますか。

A:破れていなければ、繰り返して使うことができます

Q:段ボールコンの内側が壊れ(剥がれ)ない混ぜ方がありますか。

A:先が丸いスコップや手を使って混ぜたほうがいいですね。また、混ぜる時は、箱の
  中心部から外側に向かって混ぜると箱が壊れにくい。

Q:箱の設置場所は倉庫でも良いですか。

A:雨にかからず湿気がこもらなければ、倉庫に設置してもかまいません  。

Q:生ごみを小さく切るというのは、どのくらい切ればよいですか。

A:目安はありませんが、細かく切れば切るほど、分解は早くなります。

Q:段ボールコンポストは日なたに置いてもいいのですか。

A:構いません。箱を日が当たることで温度が上がりやすくなり、分解も早くなります。

Q:卵の殻を入れても構いませんか。
A:殻は分解しにくいですが、入れても問題はありません。

Q:とうもろこしの芯は、なぜ分解しないのですか。
A:とうもろこしの芯に限らず、硬いものは分解しにくいようです。
 
Q:酒粕を投入しても良いですか。
A:問題ありません。酒粕は栄養素が多く含まれた発酵食品ですが、多量に入れる
  とニオイが出る可能性がありますので、基材の状態を見ながら調整してください。


Q:お茶のパックは、そのまま投入してもよいですか。

A:パックのままだと、中の茶葉が分解しにくいと思われます。パックを開けて茶葉の
  みを投入してください。


Q:生魚を投入してもよいですか。

A:投入してもかまいません。ただし、一度に大量に投入すると、アンモニア臭が出て
  虫が寄ってくる場合があります。

Q:花を入れても良いですか。

A:虫が付いている事があるので,避けたほうが良いでしょう。


Q:果物の皮が分解しないのですが。

A:果物の皮は分解しにくいようです。細かく切って投入すると、分解が進みやすくな
  ります。

Q:毎日混ぜないといけないのでしょうか。

A:なるべく毎日混ぜることをお勧めします。

Q:生ごみは、どんなものでも分解しますか。

A:硬いものや玉ねぎの皮などは分解しにくいようです。また、イモ類の皮は分解に時
  間がかかるので、できるだけ小さく切ってから投入してください。

Q:堆肥はどのくらい乾燥させてから使ったほうがいいですか。

A:生ごみがしっかりと分解されていれば、カラカラに乾燥させなくても堆肥として使用
  できます。熟成期間にかき混ぜていくうちに、自然と乾燥する程度で結構です。

Q:堆肥になったときには、乾燥していた方が良いですか。
A:カラカラに乾燥させる必要はありません。1ヶ月以上成熟期間をおいて生ごみが
  残っていなければ堆肥として利用できます。ただし、ビニール袋に入れて保存す
  る場合は、カビ等が発生しないように乾燥させてから保存してください。


Q:追肥はどのようにして行うのですか。

A:植物の周りに浅く穴を掘って、そこに堆肥をすき込んでください。堆肥が植物の葉
  や根に直接当たらないように、少し離して追肥してください


Q:うじ虫が湧いたが、成虫になると何の虫になるのですか。アメリカミズアブの成虫

A:アメリカミズアブという虫だと考えられます。

アメリカミズアブの幼虫


Q:ミズアブの幼虫が発生した。どうしたらよいですか。
A:ミズアブは段ボール箱の外側から内側に向かって卵管を差し込み、卵を産み付け
  るようです。卵は幼虫(長さ1cm〜2cm)から成虫へと孵化します。幼虫や成虫を
  退治するには基材を黒いビニール袋に入れて2〜3日間天日干ししてください。

Q:虫が発生した時の対処方法が分かりません。
A:基材を黒いビニール袋に移し替えて、2〜3日ほど天日干しをすると虫は死滅しま
  す。ただし、日差しが弱かったり気温が低かったりすると虫が死滅しにくいことがあ
  ります。その場合には天日干しの期間を長めにとってください。また、基材を箱に
  戻す時には、虫が死滅しているかをよく確かめてください。


Q:アリが発生しました。対処方法を教えてください。
A:設置場所によってはアリが発生することがあります。退治する場合は基材を黒いビ
  ニール袋に入れて、3〜4日天日干ししてください。


Q:段ボールコンポストはどこで販売していますか。

A:段ボールコンポストキットは社会就労センター「セルプの岡の辻」が製造・販売して
  います。
  現在、下記の2箇所で販売しています。

   販売店  ○COCOROSS(ココロス)アルク琴芝店
          ○ギャラリーショップ南風(セルプ南風敷地内)
   
   価 格   1個1500円(税込み)


Q:段ボールコンポスト購入に対する市の助成はあるのですか。

A:現在、助成はありません。

第1回段ボールコンポストリーダー
研修会資料から抜粋した

【目的・効果】
 ○捨てる生ゴミが少なくなったので、ごみ出しがとても楽だ。
 ○ごみ袋が軽くなったので、ごみ出しがとても楽だ。
 ○週に1回しか、燃やせるごみを出さなくなった。
 ○月・水・金の燃やせるごみが明らかに減った。
 ○焼却ごみが減ると、ごみ処理経費が削減でき、二酸化炭素の排出も減らす
   ことができることを説明資料に載せれば、ごみ減量の必要性がより分かる。
 ○電気式コンポストより臭いが少ない。
 ○臭みが無いのがとても良いと思う。
 ○一般に普及したら、集まった堆肥を国体準備や校区内にある岩鼻公園に
   使ったらいいと思う。
 ○段ボールコンポストは楽しい。
 ○段ボールコンポストの堆肥は、非常に効果が高いと思う。
 ○出来た堆肥を西岐波校区の道路沿いの花壇に利用したい。
 ○新川ふれあいセンターの花壇に、段ボールコンポスト堆肥を追肥した
   ところ、花が色鮮やかに生育している。この堆肥は、花の栽培に向いている
   と思う。

【箱について】
 ○箱が破れてしまい、何度も新しい箱に取り替えた。
 ○コンポストを時々日光に当てると良い。箱が乾燥して長持ちする。
 ○他の容器に基材を移して混ぜてから箱に戻すと、箱が長持ちする。
 ○段ボール箱を2個用意して、基材を移し替えながら取り組むと良い。
 ○段ボール箱の代りに、発泡スチロールの箱を使い始めて2週間経つが、
   今のところ虫は来ていない。段ボール箱に比べて通気性が悪くなるため
   水分調整が難しい。
 ○箱が傷みやすく、新しい箱と取り替えた。
 ○空箱を1個準備し、基材を移し替えながら箱を交互に使用すると、箱が
   傷みにくい。又基材を移し替えることで、よく攪拌される。
 ○スイカが入っている箱は厚手なので、段ボールコンポストの箱に適して
   いる。基材の水分率を減らしたところ、箱が傷みにくくなった。
 ○段ボールコンポストの箱の深さは、浅いほうが底まで混ぜやすい。
 ○スーパーで貰った段ボールでやったが、もろすぎる。やはり二重構造の
   段ボールの物が良い。
 ○箱を長持ちさせるために、基材を袋に入れて段ボールに箱に入れてい
   たが、2週間ほどで箱が破れた。箱を長持ちさせる有効な方法があれ
   ば、段ボールコンポストは取り組みやすい。
 ○基材の水分率を減らしたところ、箱が傷みにくくなった。
 ○乾燥気味でも生ごみは分解できるようだ。
 ○段ボールコンポストを始める際は、基材を別の容器でかき混ぜてから箱
   に入れると良さそうだ。


【ごみの種類と投入量等について】

 ○みかんやバナナの皮は分解しにくい。小さく切ると良い。
 ○とうもろこしの芯を小さく刻んで投入したら、分解した。
 ○えびや魚の食べ残し、廃食油等を入れると微生物の活動が活発になる。
 ○キャベツの芯など硬いものは、なかなか分解されない。
 ○生ごみの投入量が1日500グラムは多い。分解されていない生ごみが目
   立つ時は生ごみの投入量を減らしたのがよい。
 ○日々の生ごみの投入量が少ない場合は、3ヶ月以上投入できる。


【作業について】
 ○ゴム手袋をはめて、手で混ぜている。混ぜやすい。(3人)
 ○一輪車の荷台部分に基材を出して、混ぜている。
 ○生ごみも水も、きちんと分量を測って入れている。
 ○生ごみ(特に野菜類)から水分が出るので、基材がよほど乾燥していなけ
   れば、水を入れる必要は無い。
 ○湿度は、分解の進み具合の目安。
 ○作業に手間がかかるが、楽しい時もある。

【害虫について】
 ○虫が湧いたが、黒いビニール袋に移し替えて天日干しをしたら死滅した。
 ○ミズアブが発生したが、黒いビニール袋に入れて1週間天日干しをした
   ところ、退治できた。

【熟成期間について】
 ○熟成期間に基材を混ぜる回数を増やすと、短い期間で堆肥になる。

【その他】
 ○リーダーとして、段ボールコンポストの歴史なども知りたい。
 ○箱の適切な設置場所を見つけるのは大変そうだ。
 ○毎日基材を混ぜるのは大変だったが、段々となれて楽しくなった。
 ○基材の水分を減らすと、箱が軽いので、持ち運びが楽になった。

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